HTLV-1スクリーニング陽性時の確認|第109回医師国家試験A1

第109回医師国家試験 A1(2015年)

正答:b

問題

HTLV-1抗体スクリーニング検査で陽性と判定された初妊婦に対する正しい説明はどれか。

a.「ワクチンを接種しましょう」

b.「診断には精密検査が必要です」

c.「出産後、母乳を与えてはいけません」

d.「スクリーニング検査を再度行いましょう」

e.「お産のやり方は帝王切開がいいでしょう」

正答の理由

抗体スクリーニング陽性だけでは感染確定としません。妊婦には確認検査(当時の標準的な確認法はWestern blot法)を行って結果を説明します。陽性後すぐに授乳や分娩方法を一律に禁じる段階ではありません。

各選択肢の検討

a.誤り。HTLV-1に対する予防ワクチンは実用化されていません。

b.正しい。スクリーニング陽性は偽陽性の可能性があるため、確認検査で感染の有無を判定します。

c.誤り。母乳による感染リスクの説明と児の栄養方法の相談は必要ですが、スクリーニング陽性だけで母乳を一律禁止とはしません。

d.誤り。陽性後に同じスクリーニングを単純に繰り返すのでなく、確認検査に進みます。

e.誤り。感染予防のために帝王切開を選ぶことは標準ではなく、分娩方法は産科的適応で決めます。

覚えるポイント

抗体スクリーニング陽性だけでは感染確定としません。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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