第108回医師国家試験 I36(2014年)
正答:b・c
問題
36 骨盤部 MRI の T2 強調矢状断像(別冊 No. 9)を別に示す。
この疾患でみられる症状はどれか。**2つ選べ**。
a.排尿痛
b.月経痛
c.過多月経
d.外陰部痛
e.帯下の増加

正答の理由
MRIでは子宮筋層のびまん性肥厚と接合帯の不整・肥厚が目立ち、子宮腺筋症を示唆します。子宮腺筋症では月経痛と過多月経が典型的な症状です。
各選択肢の検討
a.誤り。排尿痛は尿路感染症などでみられる症状で、子宮腺筋症の代表的症状ではありません。
b.正しい。子宮腺筋症では子宮筋層内の病変に伴う月経痛(続発性 dysmenorrhea)がよくみられます。
c.正しい。子宮腺筋症では異常子宮出血、とくに過多月経を生じることがあります。
d.誤り。外陰部痛は外陰皮膚・神経などの病変を考える症状で、子宮筋層の疾患である子宮腺筋症の代表症状ではありません。
e.誤り。帯下増加は子宮腺筋症に特異的な症状ではなく、腟炎や子宮頸管炎などを考える所見です。
覚えるポイント
子宮腺筋症では月経痛と過多月経が主要症状で、MRIは接合帯や筋層の評価に役立ちます。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。