第108回医師国家試験 I27(2014年)
正答:e
問題
27 後天性免疫不全症候群〈AIDS〉の併発疾患**でない**のはどれか。
a.サイトメガロウイルス感染症
b.ニューモシスチス肺炎
c.口腔内カンジダ症
d.悪性リンパ腫
e.プリオン病
正答の理由
サイトメガロウイルス病、ニューモシスチス肺炎、悪性リンパ腫はAIDS指標疾患に含まれます。口腔カンジダ症も免疫不全でよくみられますが、選択肢のうちAIDS指標疾患に含まれないのはプリオン病です。
各選択肢の検討
a.誤り。サイトメガロウイルス網膜炎など臓器病変はAIDS指標疾患に含まれます。
b.誤り。ニューモシスチス肺炎は代表的なAIDS指標疾患です。
c.誤り。口腔カンジダ症はHIV感染で免疫低下時に増えます。ただしCDCの成人AIDS指標疾患として挙げられるのは食道・気管支・気管・肺のカンジダ症であり、設問の「併発疾患」としては関連する日和見感染症です。
d.誤り。非ホジキンリンパ腫など一部の悪性リンパ腫はAIDS指標疾患に含まれます。
e.正しい。プリオン病はAIDS指標疾患や代表的なHIV関連日和見疾患の一覧に含まれません。
覚えるポイント
CMV臓器病変、ニューモシスチス肺炎、一部の悪性リンパ腫はAIDS指標疾患です。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。