第108回医師国家試験 H14(2014年)
正答:b
問題
高齢者の転倒のリスクファクターでないのはどれか。
a.円背
b.運動習慣
c.視力障害
d.多剤服用
e.脳梗塞の既往
正答の理由
高齢者の転倒リスクには、円背、視力障害、多剤服用、脳卒中後の歩行・バランス障害などがあります。適切な運動習慣は筋力やバランスを維持し、転倒予防に役立つため、リスクファクターではありません。
各選択肢の検討
a.誤り。円背は姿勢や重心制御に影響し、バランス低下を通じて転倒リスクになります。
b.正しい。安全で適切な運動習慣は筋力・歩行・バランスを保ち、転倒予防に働きます。
c.誤り。視力障害は障害物の認識や歩行環境の把握を妨げ、転倒リスクになります。
d.誤り。多剤服用では鎮静、起立性低血圧、ふらつきなどを生じる薬剤が含まれる可能性があり、薬剤レビューが必要です。
e.誤り。脳梗塞後の麻痺、歩行障害、バランス障害は転倒リスクを高めます。
覚えるポイント
転倒予防では薬剤と視機能を見直し、筋力・歩行・バランスを保つ運動を取り入れます。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第108回医師国家試験問題および正答
- CDC STEADI: Best Practices for Developing an Inpatient Program to Prevent Older Adult Falls after Discharge
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。