風疹患者の就業制限|第108回医師国家試験G50

第108回医師国家試験 G50(2014年)

正答:c

問題

28歳の男性。発熱と皮疹とを主訴に来院した。体温36.7 °C。耳の後ろから顔、上半身にかけて丘疹性紅斑を認める。左頸部に圧痛を伴う径2 cmのリンパ節を触知する。風疹と診断して頓服の解熱薬を処方し、自宅での安静を指示した。午後電話があり、明日どうしてもはずせない仕事があるので会社に行ってもよいかと相談を受けた。

本人であることを確認した後の回答として適切なのはどれか。

a.「保健所と相談してみます」

b.「ご自身で判断してください」

c.「出勤しないで自宅で療養してください」

d.「会社の産業医の許可をとってから出勤してください」

e.「男性ばかりの職場であれば出勤してもらって結構です」

正答の理由

正答はcです。風疹は感染力があり、発疹が出ている時期の出勤は周囲への感染拡大につながります。本人へ自宅療養を勧め、受診先や職場と相談しながら、少なくとも発疹が消失するまでは出勤を控えるよう説明します。男性だけの職場でも感染予防の必要性は変わりません。

各選択肢の検討

a.誤り。保健所への相談を待つのではなく、まず出勤を控えるよう伝えます。

b.誤り。感染予防の観点から、判断を本人任せにするのは適切ではありません。

c.正しい。出勤せず自宅で療養するよう勧めます。

d.誤り。産業医の許可があっても、発疹期の感染性を理由に出勤は勧められません。

e.誤り。風疹は男性にも感染し、男性のみの職場でも感染を広げる可能性があります。

覚えるポイント

風疹を疑う症状があれば出勤を控え、医療機関に相談する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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