生後早期の高度黄疸|第108回医師国家試験G44

第108回医師国家試験 G44(2014年)

正答:c

問題

生後1日の新生児。在胎39週、2,980 gで出生した。生後12時間から黄疸が目立つようになり、生後22時間における血清総ビリルビン値は20.4 mg/dl(基準12以下)であった。

考えられるのはどれか。

a.新生児肝炎

b.胆道閉鎖症

c.血液型不適合

d.Gilbert症候群

e.Crigler-Najjar症候群

正答の理由

正答はcです。生後24時間以内の黄疸は病的黄疸として速やかな評価が必要です。生後12時間からの出現と22時間で20.4 mg/dlという高値から、溶血を来す母児血液型不適合が考えられます。

各選択肢の検討

a.誤り。新生児肝炎はこのような生後早期の急激な高度黄疸の第一候補ではありません。

b.誤り。胆道閉鎖症は通常、生後早期の溶血性黄疸として発症しません。

c.正しい。母児血液型不適合による溶血は生後24時間以内の黄疸を来します。

d.誤り。Gilbert症候群は通常、この時期の高度黄疸を説明しません。

e.誤り。Crigler-Najjar症候群は鑑別に挙がり得ますが、典型的な生後早期の溶血性黄疸として最も考える選択肢は血液型不適合です。

覚えるポイント

生後24時間以内の黄疸は溶血など病的原因を疑う。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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