第108回医師国家試験 G11(2014年)
正答:e
問題
新生児・乳児の反射について正しいのはどれか。
a.Moro反射は1歳ころに消失する。
b.吸啜反射は生後2~3か月からみられる。
c.生後1か月のBabinski反射は病的である。
d.把握反射の消失は手よりも足の方が早い。
e.パラシュート反射は生後9か月前後からみられる。
正答の理由
正答はeです。パラシュート反射は姿勢反射の一つで、生後8~9か月ごろに出現し、その後持続します。Moro反射や手掌把握反射は乳児期に消失し、新生児の吸啜反射やBabinski反射は生理的です。
各選択肢の検討
a.誤り。Moro反射は通常、生後4~6か月ごろまでに消失します。
b.誤り。吸啜反射は出生時からみられる原始反射です。
c.誤り。乳児期のBabinski反射は錐体路の髄鞘化が未熟なため生理的にみられます。
d.誤り。手掌把握反射は足底把握反射より早く消失します。
e.正しい。パラシュート反射は生後9か月前後に出現します。
覚えるポイント
吸啜やMoroなどの原始反射は出生時から存在し、パラシュート反射は乳児後半に出現する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第108回医師国家試験問題および正答
- The Key Aspects of Neonatal and Infant Neurological Examination
- Development of the forward parachute reaction and the age of walking in near term infants: a longitudinal observational study
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。