頭部MRIのFLAIR像|第108回医師国家試験E18

第108回医師国家試験 E18(2014年)

正答:c

問題

18 物忘れを主訴に来院した70歳男性の頭部MRI(別冊No. 2)を別に示す。

この画像はどれか。

a.T1強調像

b.T2強調像

c.FLAIR像

d.拡散強調像

e.プロトン密度強調像

脳室周囲白質に高信号域があり、脳室内の髄液は低信号に描出された頭部MRI。
別冊No.2:頭部MRI / 出典:厚生労働省・第108回E別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

髄液を抑制し、T2延長病変を見やすくする撮像法がFLAIRである。

画像の見方

側脳室内の髄液は低信号で、周囲の白質には高信号域が広がる。別冊No.2、E問題18の図である。

各選択肢の検討

a.誤り。T1強調像では通常、髄液は低信号ですが、白質病変はこの画像のように広く高信号にはなりません。

b.誤り。T2強調像では髄液も高信号となるため、脳室や脳溝の髄液が暗く描出された本画像とは合いません。

c.正しい。FLAIRはT2強調画像から髄液信号を抑制する撮像法です。髄液が暗く、脳室周囲の白質病変が高信号に見える所見が一致します。

d.誤り。拡散強調像は急性虚血などで拡散制限を高信号として示す撮像法で、この画像の特徴的な髄液抑制パターンとは異なります。

e.誤り。プロトン密度強調像は水素原子核密度を反映し、髄液抑制を主目的とする画像ではありません。

覚えるポイント

髄液を抑制し、T2延長病変を見やすくする撮像法がFLAIRである。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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