結核の年齢階級別死亡率|第108回医師国家試験E1

第108回医師国家試験 E1(2014年)

正答:a

問題

我が国の男性におけるある疾患の人口10万人あたりの死亡率の推移を年齢階級別に示す。

この疾患はどれか。

a.結核

b.糖尿病

c.悪性新生物

d.脳血管疾患

e.急性心筋梗塞

1950年から2010年までの男性の年齢階級別死亡率を示すグラフ。若年層から死亡率が急減し、高齢層ではピークが遅れて低下する。
人口10万人当たり死亡率の推移図 / 出典:厚生労働省・第108回E別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

1950年には若年層と高齢層の死亡率がともに高く、その後、若年層から急減し、高齢層では遅れて低下する推移は、戦後の結核死亡の特徴です。悪性新生物、脳血管疾患、糖尿病、急性心筋梗塞は一般に高齢層ほど死亡率が高く、このように若年層が同じ水準から急減する形にはなりません。

各選択肢の検討

a.正しい。若年層にも高い死亡率がみられ、戦後に結核死亡が大きく減少した推移と合います。

b.誤り。糖尿病による死亡は高齢層で多く、若年層で高齢層と同水準の死亡率を示す推移ではありません。

c.誤り。悪性新生物による死亡率は概して年齢とともに上昇し、若年層から一斉に減少したこの形とは異なります。

d.誤り。脳血管疾患は中高年以降の死亡が中心で、1950年に若年層でも高齢層と同程度に高かった結核の推移に一致しません。

e.誤り。急性心筋梗塞の死亡率は加齢とともに高くなるため、若年層の高率から急減する本図とは合いません。

覚えるポイント

1950年に若年層でも高かった死亡率が急減した疾患は結核。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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