全層黄斑円孔に対する硝子体手術|第108回医師国家試験D38

第108回医師国家試験 D38(2014年)

正答:a

問題

38 71 歳の男性。左眼で物がゆがんで見えることを主訴に来院した。3 か月前に気付いたが回復しないという。矯正視力は右 1.2、左 0.4。左眼の眼底写真(別冊 No. 20 A)と光干渉断層法〈OCT〉の結果(別冊 No. 20B)を別に示す。

左眼の治療法として適切なのはどれか。

a.硝子体手術

b.放射線治療

c.網膜光凝固

d.抗凝固薬内服

e.炭酸脱水酵素阻害薬内服

左眼底写真とOCT(別冊No.20A、B)。
別冊No.20 / 出典:厚生労働省・第108回D別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

変視症と視力低下があり、眼底とOCTで全層黄斑円孔を認めます。特発性全層黄斑円孔の標準的治療は硝子体手術です。

各選択肢の検討

a.硝子体手術:正しい。硝子体牽引を解除し、内境界膜剝離やガス置換を組み合わせて円孔閉鎖を目指します。

b.放射線治療:誤り。黄斑円孔に対する治療ではありません。

c.網膜光凝固:誤り。網膜裂孔などの治療に用いられますが、全層黄斑円孔は閉鎖できません。

d.抗凝固薬内服:誤り。血栓塞栓症の治療薬で、黄斑円孔への治療効果はありません。

e.炭酸脱水酵素阻害薬内服:誤り。眼圧や網膜疾患の一部で使われますが、黄斑円孔の治療ではありません。

覚えるポイント

全層黄斑円孔は硝子体牽引を解除する硝子体手術で治療する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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