第108回医師国家試験 D16(2014年)
正答:b・d
問題
骨髄異形成症候群の予後の指標となるのはどれか。2つ選べ。
a.血清LD値
b.染色体異常
c.血球形態異常
d.骨髄芽球比率
e.網状赤血球数
正答の理由
代表的なIPSSは骨髄芽球比率、染色体核型リスク、末梢血の血球減少数を組み合わせる。選択肢では染色体異常と骨髄芽球比率が該当する。
各選択肢の検討
a.誤り。血清LD値は一部の別の予後モデルで利用された報告がありますが、設問が想定する代表的IPSSの主要構成因子ではありません。
b.正しい。染色体核型はIPSS/IPSS-Rで重要な予後因子としてリスク分類に用いられます。
c.誤り。血球形態異常は診断と病型分類に重要ですが、本問で問うIPSSの予後スコア項目ではありません。
d.正しい。骨髄中の芽球比率はIPSS/IPSS-Rの主要な予後因子で、白血病化リスクや生存予測に用いられます。
e.誤り。網状赤血球数は貧血の評価などに使われますが、代表的IPSSの予後指標ではありません。
覚えるポイント
MDSの代表的IPSSは骨髄芽球比率・染色体リスク・末梢血血球減少数を用いる。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第108回医師国家試験問題および正答
- P. Greenberg et al., “International scoring system for evaluating prognosis in myelodysplastic syndromes”
- National Cancer Institute, “Myelodysplastic Syndromes Treatment (PDQ®)–Health Professional Version”
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。