パーキンソニズムの鑑別(公式除外)|第108回医師国家試験D13

第108回医師国家試験 D13(2014年)

正答:採点対象から除外(公式正答なし)

問題

約3年前から転びやすくなった68歳の男性で、筋強剛と立ち直り反射障害があるが振戦はなく頭部MRIでは異常を認めない。

最も考えられるのはどれか。

a.Parkinson病

b.多系統萎縮症

c.正常圧水頭症

d.進行性核上性麻痺

e.大脳皮質基底核変性症

正答の理由

公式正答表ではD12とD14の間のD13欄が空欄であり、本問は採点対象から除外された。個別採点通知の一次資料は取得できていない。問題文からは早期転倒と姿勢反射障害を伴うパーキンソニズムとして進行性核上性麻痺が鑑別に挙がるが、これを公式正答とは扱わない。 なお、除外理由を「受験者レベルでは難しすぎるため」とするのは当時のTECOMによる二次報告であり、個別通知の原本で確認した理由ではない。

各選択肢の検討

a.参考。Parkinson病では安静時振戦、動作緩慢、筋強剛がよくみられますが、本例は早期からの転倒が目立ちます。

b.参考。多系統萎縮症では自律神経障害、小脳失調、錐体路徴候などの併存が鑑別に役立ちますが、設問にそれらの記載はありません。

c.参考。正常圧水頭症では歩行障害に加え、認知機能低下や尿失禁、画像上の脳室拡大を評価します。

d.参考。進行性核上性麻痺では早期転倒、姿勢反射障害、軸性筋強剛がみられ得ます。ただし垂直性眼球運動障害などの情報は設問にありません。

e.参考。大脳皮質基底核変性症では左右差のある筋強剛、失行、皮質性感覚障害、他人の手徴候などが鑑別所見です。

覚えるポイント

除外問題では推定した臨床診断と公式正答を区別する。早期転倒を伴うパーキンソニズムは進行性核上性麻痺などを鑑別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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