サルコイドーシスの治療適応|第108回医師国家試験D3

第108回医師国家試験 D3(2014年)

正答:e

問題

サルコイドーシスで治療の対象とならないのはどれか。

a.骨病変

b.神経病変

c.高カルシウム血症

d.完全房室ブロック

e.両側肺門リンパ節腫脹

正答の理由

サルコイドーシスは自然軽快する例も多く、無症状で両側肺門リンパ節腫脹だけを認める場合は通常経過観察となる。神経・心臓などの重要臓器障害や臨床的に問題となる高カルシウム血症は治療を検討する。

各選択肢の検討

a.誤り。骨病変は頻度が低く、疼痛や機能障害など臨床的に問題となる病変では治療を検討します。無症状病変を一律に治療するという意味ではありません。

b.誤り。神経サルコイドーシスは重篤な後遺症を来し得るため、病変の活動性と障害に応じて治療を検討します。

c.誤り。サルコイドーシスによる高カルシウム血症は腎障害などにつながるため、程度に応じて原因疾患の治療を考慮します。

d.誤り。完全房室ブロックは心臓病変による生命を脅かす伝導障害で、治療対象となります。

e.正しい。無症状の両側肺門リンパ節腫脹のみなら自然軽快することが多く、通常は直ちに治療せず経過観察します。

覚えるポイント

サルコイドーシスは臓器障害の重さで治療を判断し、無症状の肺門リンパ節腫脹のみなら経過観察が基本となる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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