貧血の原因|第108回医師国家試験C14

第108回医師国家試験 C14(2014年)

正答:e

問題

全身状態・疾患とそれに伴う貧血の原因の組合せで<u><strong>誤っている</strong></u>のはどれか。

a.妊婦 ――――――――― 葉酸不足

b.肝硬変 ――――――――― 脾機能亢進

c.子宮筋腫 ―――――――― 鉄欠乏

d.慢性腎不全 ――――――― エリスロポエチン低下

e.胃全摘後 5〜10年 ―――― ヘプシジン高値

正答の理由

胃全摘後には内因子欠乏によるビタミンB12吸収障害や、胃酸低下による鉄吸収障害が起こり得る。数年後の貧血をヘプシジン高値と結び付けるのは誤りである。

各選択肢の検討

a.誤りではない。妊娠中は葉酸需要が増し、欠乏すれば巨赤芽球性貧血の原因になります。

b.誤りではない。肝硬変に伴う脾腫・脾機能亢進は血球を脾臓に捕捉し、貧血の一因になります。

c.誤りではない。子宮筋腫による過多月経・慢性出血は鉄欠乏性貧血を起こし得ます。

d.誤りではない。慢性腎不全では腎でのエリスロポエチン産生低下により赤血球産生が減り、貧血を生じます。

e.誤り。胃全摘後の貧血には内因子欠乏によるビタミンB12欠乏や鉄吸収障害が関係します。ヘプシジン高値が典型的な原因ではありません。

覚えるポイント

胃全摘後は内因子欠乏からビタミンB12欠乏性貧血をきたし得る。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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