第108回医師国家試験 C5(2014年)
正答:b
問題
浸透圧利尿による多尿をきたすのはどれか。
a.高血圧
b.糖尿病
c.尿崩症
d.慢性腎盂腎炎
e.うっ血性心不全
正答の理由
高血糖では濾過されたブドウ糖が尿細管で再吸収しきれず尿中に残り、浸透圧利尿を起こして多尿となる。尿崩症も多尿をきたすが、水の再吸収障害による水利尿であり、浸透圧利尿ではない。
各選択肢の検討
a.誤り。高血圧そのものは尿糖による浸透圧利尿を起こしません。
b.正しい。糖尿病で高血糖となり尿糖が増えると、浸透圧利尿により多尿になります。
c.誤り。尿崩症は抗利尿ホルモン作用の不足・抵抗性による水利尿です。
d.誤り。慢性腎盂腎炎では腎濃縮力が低下し多尿となる場合がありますが、尿中ブドウ糖による浸透圧利尿ではありません。
e.誤り。うっ血性心不全では腎血流や水・ナトリウム貯留が問題になりますが、浸透圧利尿の原因ではありません。
覚えるポイント
高血糖では濾過されたブドウ糖が尿細管で再吸収しきれず尿中に残り、浸透圧利尿を起こして多尿となる。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。