第108回医師国家試験 B27(2014年)
正答:a
問題
血漿レニン活性〈PRA〉と血漿アルドステロン濃度〈PAC〉が、反対方向に変化(一方が上昇し他方が低下)する病態はどれか。
a.原発性アルドステロン症
b.偽性アルドステロン症
c.偽性 Bartter 症候群
d.腎血管性高血圧症
e.肝硬変
正答の理由
原発性アルドステロン症では自律性アルドステロン過剰によりNa貯留・循環血液量増加が起こり、レニン分泌が抑制されるためPAC高値・PRA低値となる。
各選択肢の検討
a.原発性アルドステロン症ではPACが上昇しPRAが抑制され、逆方向に変化するため正しい。
b.偽性アルドステロン症では鉱質コルチコイド作用でレニンとアルドステロンの双方が抑制される。
c.偽性Bartter症候群では体液量減少に対する反応でレニン・アルドステロンがともに上昇する。
d.腎血管性高血圧症では腎虚血によりレニンが上昇し、アルドステロンも上昇する。
e.肝硬変では有効循環血漿量低下によりレニン・アルドステロンがともに上昇する。
覚えるポイント
原発性アルドステロン症では高PACと抑制PRAの組合せを示す。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。