第108回医師国家試験 B11(2014年)
正答:a
問題
授乳婦、新生児の栄養について正しいのはどれか。
a.成乳の熱量は初乳より高い。
b.新生児の哺乳回数は1日4回である。
c.授乳婦の葉酸摂取推奨量は妊婦より多い。
d.母乳のビタミンK含有量は人工乳より多い。
e.授乳婦の推定エネルギー必要量には付加量を加えない。
正答の理由
授乳婦、新生児の栄養について正しいのはどれか。
各選択肢の検討
a.正しい。初乳から成乳への移行に伴い脂肪・乳糖が増え、平均エネルギー含量は成乳の方が高くなります。
b.誤り。新生児は少量ずつ頻回に哺乳するため、1日4回では少なすぎます。
c.誤り。出題当時の食事摂取基準では妊婦の葉酸付加量は授乳婦より多く、授乳婦が上回るとはいえません。
d.誤り。母乳中のビタミンKは少なく、新生児にはビタミンK欠乏性出血症の予防が必要です。
e.誤り。授乳婦の推定エネルギー必要量には、母乳産生などを考慮した付加量を加えます。
覚えるポイント
初乳は免疫成分に富み、成乳では脂質などが増えてエネルギー量が上がる。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第108回医師国家試験問題および正答
- Components of human breast milk: from macronutrient to microbiome and microRNA
- 厚生労働省「食事による栄養摂取量の基準」
- Stanford Medicine「Information About Vitamin K Prophylaxis」
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。