第108回医師国家試験 B10(2014年)
正答:b
問題
レム(REM)睡眠に関して正しいのはどれか。
a.入眠直後に多い。
b.高齢者では減少する。
c.抗重力筋の緊張が亢進する。
d.脳波で高振幅徐波を認める。
e.緩徐な眼球運動が特徴である。
正答の理由
REM睡眠は入眠直後より睡眠後半に多く、筋緊張低下・急速眼球運動・低振幅脳波が特徴である。成人では加齢に伴うREM睡眠割合の低下が報告されており、bが公式正答である。ただし60歳以降のREM割合は大きく低下し続けるとは限らない。
各選択肢の検討
a.誤り。睡眠は通常NREM睡眠から始まり、REM睡眠は入眠直後に最も多いわけではありません。
b.正しい。成人では加齢とともにREM睡眠の割合が低下する傾向があります。ただし高齢期に一律に低下し続けるわけではありません。
c.誤り。REM睡眠では骨格筋の筋緊張が著しく低下し、抗重力筋も弛緩します。
d.誤り。REM睡眠の脳波は覚醒時に似た低振幅・速波が主体で、高振幅徐波はN3睡眠の特徴です。
e.誤り。REM睡眠では急速眼球運動を認め、緩徐眼球運動はNREM睡眠初期にみられます。
覚えるポイント
REMは急速眼球運動、低筋緊張、覚醒に似た脳波を特徴とする。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。