パニック症に伴う予期不安|第108回医師国家試験A22

第108回医師国家試験 A22(2014年)

正答:e

問題

22 40 歳の女性。呼吸困難を主訴に搬入された。約 20 分前、勤務中に突然息苦しさが出現した。半年前から、1 か月に数回程度、突然息苦しさが出現し、同時に動悸、めまい感、悪心および意識を失いそうな恐怖を感じたという。いずれも 10~30 分で症状は完全に消えた。内科で精査したが発作時の心電図検査を含めて異常はみられていない。

今後みられる可能性が高い症状はどれか。

a.解離

b.強迫

c.失神

d.過覚醒

e.予期不安

正答の理由

反復する突然の発作は動悸、めまい、悪心、死への恐怖を伴い、短時間で消失し、検査で器質的異常もありません。パニック発作を繰り返した後は、再発を心配する予期不安が生じやすくなります。

各選択肢の検討

a.解離:誤り。解離は記憶・意識・同一性の統合の障害で、発作後に最も予想される症状ではありません。

b.強迫:誤り。強迫は反復する侵入思考や儀式的行為であり、本例の発作後症状ではありません。

c.失神:誤り。失神は一時的な意識消失ですが、本人は失神しそうな恐怖を感じたものの実際の失神は記載されません。

d.過覚醒:誤り。過覚醒は主に外傷後ストレス障害などでみられる症状群です。

e.予期不安:正しい。反復する予期しないパニック発作の後、発作再発やその結果への持続的な心配である予期不安が起こり得ます。

覚えるポイント

パニック症に伴う予期不安。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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