内分泌疾患と症候|第108回医師国家試験A20

第108回医師国家試験 A20(2014年)

正答:a・d・e

問題

疾患とその症候の組合せで正しいのはどれか。3つ選べ。

a.先端巨大症――睡眠時無呼吸

b.中枢性尿崩症――低張性脱水

c.Sheehan症候群――乳汁漏出

d.Cushing病――筋力低下

e.プロラクチノーマ――不妊

正答の理由

先端巨大症では上気道軟部組織の肥大により睡眠時無呼吸を合併し、Cushing病では筋蛋白異化により筋力低下を生じます。プロラクチノーマの高プロラクチン血症は性腺機能を抑制し、不妊の原因となります。

各選択肢の検討

a.正しい。先端巨大症では軟部組織や舌の肥大などにより閉塞性睡眠時無呼吸を合併しやすくなります。

b.誤り。中枢性尿崩症は自由水の喪失により高ナトリウム血症を伴う高張性脱水をきたし得ます。

c.誤り。Sheehan症候群では下垂体前葉機能低下により乳汁分泌不全・無乳がみられます。乳汁漏出は高プロラクチン血症などでみられます。

d.正しい。Cushing病ではコルチゾール過剰による蛋白異化で近位筋優位の筋力低下が起こります。

e.正しい。プロラクチノーマによる高プロラクチン血症は性腺機能を抑制し、排卵障害や性腺機能低下を通じて不妊を生じます。

覚えるポイント

内分泌疾患の組合せは、先端巨大症・睡眠時無呼吸、Cushing病・筋力低下、プロラクチノーマ・不妊。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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