Parkinson病の薬物治療|第108回医師国家試験A19

第108回医師国家試験 A19(2014年)

正答:c・e

問題

Parkinson 病の治療に用いられるのはどれか。2つ選べ。

a.ドパミン

b.ドパミン受容体遮断薬

c.ドパ脱炭酸酵素阻害薬

d.アセチルコリン分解酵素阻害薬

e.モノアミンオキシダーゼB阻害薬

正答の理由

レボドパは末梢性ドパ脱炭酸酵素阻害薬と併用して脳内ドパミンを補い、MAO-B阻害薬は脳内ドパミンの分解を抑えて運動症状を改善します。

各選択肢の検討

a.誤り。ドパミン自体は血液脳関門を通過しにくいため、Parkinson病の補充療法にはレボドパを用います。

b.誤り。ドパミン受容体遮断薬はドパミン作用を弱め、Parkinson症状を悪化させることがあります。

c.正しい。末梢性ドパ脱炭酸酵素阻害薬をレボドパと併用すると、末梢でのドパミン生成を抑え、レボドパの脳内移行を助けます。

d.誤り。アセチルコリン分解酵素阻害薬は認知症などに用いる薬で、Parkinson病の基本的な運動症状治療薬ではありません。

e.正しい。セレギリンやラサギリンなどのMAO-B阻害薬はドパミン代謝を抑え、運動症状の改善に用います。

覚えるポイント

Parkinson病の代表的薬物はレボドパ/末梢性脱炭酸酵素阻害薬とMAO-B阻害薬。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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