医療面接と解釈モデル|第107回医師国家試験H5

第107回医師国家試験 H5(2013年)

正答:e

問題

医療面接における解釈モデルを尋ねているのはどれか。

a.「かかりつけ医の病状説明はどのような内容ですか」

b.「健康のために日常生活で何か気を付けていますか」

c.「検査結果の説明について十分に理解できましたか」

d.「病院職員の対応について何かご不満はありますか」

e.「病気の原因について思い当たることはありますか」

正答の理由

解釈モデル(explanatory model)は、患者自身が自分の病気をどう理解しているか――病気を何と呼び、原因を何だと考え、どんな経過をたどり、何を恐れているか――という患者側の考えです。Kleinmanらは「この問題の原因は何だと思いますか」などの質問で引き出すことを勧めています。eは患者が考える病気の原因を尋ねており、解釈モデルの聴取にあたります。

各選択肢の検討

a.誤り。かかりつけ医がどう説明したかという他者からの情報の確認であり、患者自身の病気の捉え方を尋ねてはいません。

b.誤り。日頃の健康行動・生活習慣を尋ねる質問で、病気についての患者の理解を問うものではありません。

c.誤り。医師の説明に対する理解度の確認であり、患者自身の病気の解釈を尋ねるものではありません。

d.誤り。病院職員の対応への満足度を尋ねる質問で、病気の解釈とは無関係です。

e.正しい。病気の原因を患者自身がどう考えているかを尋ねており、解釈モデルを引き出す典型的な質問です。

覚えるポイント

解釈モデル=患者自身の病気の捉え方(原因・経過・不安・期待)。「原因は何だと思いますか」で聴取する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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