尖圭コンジローマの原因|第106回医師国家試験I43

第106回医師国家試験 I43(2012年)

正答:e

問題

26歳の女性。子宮頸がん検診のために来院したところ、外陰部の皮膚病変を認めた。病変は淡赤色で鶏冠状の小結節であり、会陰から肛門周囲の皮膚まで広がっている。痒みと痛みとを訴えていない。

この疾患の原因として考えられるのはどれか。

a.アデノウイルス

b.単純ヘルペスウイルス

c.サイトメガロウイルス

d.ヒト免疫不全ウイルス

e.ヒトパピローマウイルス

正答の理由

外陰から会陰・肛門周囲に及ぶ鶏冠状の小結節は尖圭コンジローマに合う所見で、主にHPV 6型・11型が原因です。

各選択肢の検討

a.アデノウイルス。呼吸器・眼・消化器感染などを起こしますが、尖圭コンジローマの原因ではありません。

b.単純ヘルペスウイルス。疼痛を伴う小水疱や潰瘍を生じることが多く、鶏冠状疣贅の原因ではありません。

c.サイトメガロウイルス。免疫不全者で全身感染などを起こしますが、尖圭コンジローマを形成しません。

d.ヒト免疫不全ウイルス。免疫不全を起こし、他の感染症・腫瘍のリスクを高めるウイルスで、尖圭コンジローマの直接原因ではありません。

e.ヒトパピローマウイルス。正しい。外陰・会陰・肛門周囲の尖圭コンジローマの大部分はHPV 6型または11型によります。

覚えるポイント

尖圭コンジローマの多くは低リスク型HPV 6/11による。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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