頭位分娩時の新生児神経損傷|第106回医師国家試験I39

第106回医師国家試験 I39(2012年)

正答:b・d

問題

頭位分娩時に新生児が損傷を受けやすいのはどれか。2つ選べ。

a.三叉神経

b.腕神経叢

c.迷走神経

d.横隔神経

e.坐骨神経

正答の理由

分娩時の牽引では頸部神経根から腕神経叢が損傷され、上肢の運動麻痺を生じることがあります。重い神経根損傷では横隔神経障害を伴い、横隔膜麻痺にも注意します。

各選択肢の検討

a.三叉神経。顔面の感覚・咀嚼筋を担い、頭位分娩時の頸部牽引で典型的に損傷する神経ではありません。

b.腕神経叢。正しい。分娩時の肩・頸部牽引に伴う新生児腕神経叢麻痺は代表的な産科損傷です。

c.迷走神経。頭位分娩時の牽引で典型的に損傷される神経ではありません。

d.横隔神経。正しい。腕神経叢損傷や頸部神経根損傷に伴い横隔神経麻痺を来すことがあります。

e.坐骨神経。下肢を支配し、頭位分娩時の損傷としては典型的ではありません。

覚えるポイント

産科腕神経叢麻痺では重症例に横隔神経損傷を伴うことがある。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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