気胸を合併しやすい疾患|第106回医師国家試験I37

第106回医師国家試験 I37(2012年)

正答:c・d

問題

気胸の合併に注意すべきなのはどれか。2つ選べ。

a.肺分画症

b.過敏性肺炎

c.Marfan症候群

d.肺リンパ脈管筋腫症

e.アレルギー性肉芽腫性血管炎

正答の理由

Marfan症候群では肺尖部嚢胞・ブラなどから自然気胸を起こすことがあり、肺リンパ脈管筋腫症(LAM)ではびまん性嚢胞性肺病変により気胸を反復しやすい疾患です。

各選択肢の検討

a.肺分画症。先天性の異常肺組織への異常血流が主体で、気胸を特に来しやすい代表疾患ではありません。

b.過敏性肺炎。吸入抗原による肺胞・細気管支の炎症で、気胸が特徴的な合併症ではありません。

c.Marfan症候群。正しい。肺尖部の嚢胞性病変などを背景に自然気胸のリスクが高まります。

d.肺リンパ脈管筋腫症。正しい。LAMは嚢胞性肺病変を生じ、気胸が初発症状や再発性合併症となり得ます。

e.アレルギー性肉芽腫性血管炎。現在のEGPAであり、喘息・好酸球増多・血管炎が中心で、気胸は代表的合併症ではありません。

覚えるポイント

嚢胞性肺疾患や肺尖部ブラを生じる病態では自然気胸に注意する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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