身体依存・精神依存・耐性|第106回医師国家試験I27

第106回医師国家試験 I27(2012年)

正答:c・d

問題

身体依存、精神依存および耐性形成のすべてをきたすのはどれか。2つ選べ。

a.大麻

b.コカイン

c.モルヒネ

d.アルコール

e.アンフェタミン類

正答の理由

モルヒネとアルコールは反復使用により耐性・精神依存を形成し、急な中断で身体的離脱を来し得ます。大麻・コカイン・アンフェタミンも依存や離脱を生じ得るため、「依存しない」という意味ではなく、本問の古典的分類で身体依存を含む三者すべての代表として問われています。

各選択肢の検討

a.大麻。精神依存や離脱症状を来すことはありますが、出題時の薬物依存の分類で身体依存・耐性・精神依存すべてを来す代表薬としては選びません。

b.コカイン。精神依存が強く、耐性を形成し得ますが、モルヒネ・アルコールと同様の身体依存を来す代表としては扱いません。

c.モルヒネ。正しい。反復使用で鎮痛等への耐性、精神依存、身体依存と離脱症状を生じ得ます。

d.アルコール。正しい。慢性飲酒では耐性と精神依存に加え、急な中断で振戦・発汗・けいれん等の身体的離脱を来し得ます。

e.アンフェタミン類。精神依存や耐性を形成し得ますが、本問が問う三者すべてを伴う代表としては選びません。

覚えるポイント

モルヒネ・アルコールは耐性・精神依存に加え、身体的離脱を伴う代表です。他の薬物にも依存や離脱があり得ることと、古典的な出題分類を区別します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第106回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました