胃GISTの特徴|第106回医師国家試験I22

第106回医師国家試験 I22(2012年)

正答:e

問題

胃 GIST〈gastrointestinal stromal tumor〉について正しいのはどれか。

a.胃全摘術が第一選択である。

b.小腸GISTよりも頻度が低い。

c.リンパ節に転移することが多い。

d.肉眼的には潰瘍浸潤型を呈することが多い。

e.免疫組織化学染色でKIT〈c-kit遺伝子産物〉陽性が特徴的である。

正答の理由

胃はGISTの最多発生部位で、KIT(CD117)陽性が診断に有用です。限局例の手術は臓器機能を保つ切除を基本とし、リンパ節転移は多くありません。

各選択肢の検討

a.胃全摘術が第一選択である。局所GISTでは腫瘍径・部位に応じた切除が基本で、胃全摘が一律の第一選択ではありません。

b.小腸GISTよりも頻度が低い。GISTの発生部位は胃が最も多く、小腸より頻度が低いという説明は誤りです。

c.リンパ節に転移することが多い。GISTの転移は肝・腹膜が中心で、リンパ節転移は一般に稀です。

d.肉眼的には潰瘍浸潤型を呈することが多い。胃壁内から発育する粘膜下腫瘍として認められ、典型的な潰瘍浸潤型ではありません。

e.免疫組織化学染色でKIT〈c-kit遺伝子産物〉陽性が特徴的である。正しい。GISTではKIT(CD117)またはDOG1の免疫染色陽性が診断の手掛かりになります。

覚えるポイント

胃GISTはKIT陽性が特徴で、胃局所切除を含む腫瘍切除を検討します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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