外陰部掻痒を来しにくい疾患|第106回医師国家試験I19

第106回医師国家試験 I19(2012年)

正答:c

問題

外陰部の瘙痒感をきたしにくいのはどれか。

a.萎縮性腟炎

b.接触性皮膚炎

c.外陰ヘルペス

d.トリコモナス腟炎

e.外陰腟カンジダ症

正答の理由

外陰ヘルペスでも掻痒が起こることはありますが、疼痛性の水疱・潰瘍が典型です。カンジダ症や接触性皮膚炎などに比べて掻痒を主症状としにくいという相対比較で選びます。

各選択肢の検討

a.萎縮性腟炎。萎縮性変化では乾燥・刺激感や掻痒を来すことがあります。

b.接触性皮膚炎。外陰皮膚の接触性炎症では掻痒や灼熱感がよくみられます。

c.外陰ヘルペス。正しい。外陰ヘルペスでも刺激感や掻痒が起こることはありますが、典型的には疼痛を伴う小水疱・潰瘍が中心で、カンジダ症や接触性皮膚炎に比べ掻痒を主症状としにくい疾患です。

d.トリコモナス腟炎。腟炎症状として掻痒・灼熱感や分泌物を伴い得ます。

e.外陰腟カンジダ症。強い外陰部掻痒・発赤を来しやすい代表的な腟炎です。

覚えるポイント

外陰部の掻痒ではカンジダ症、接触性皮膚炎などを考え、ヘルペスでは疼痛性病変に注目します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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