甲状腺機能低下症の治療前評価|第106回医師国家試験I17

第106回医師国家試験 I17(2012年)

正答:b

問題

甲状腺機能低下症で薬物治療を開始する前に行うべき検査はどれか。

a.脳波

b.心電図

c.頭部MRI

d.腹部超音波

e.神経伝導速度

正答の理由

治療開始前には心電図を確認します。甲状腺機能低下症自体が心電図変化を生じ、虚血性変化との鑑別に影響し得るためです。

各選択肢の検討

a.脳波。甲状腺機能低下症の治療前に一律に行う検査ではありません。

b.心電図。正しい。甲状腺機能低下による徐脈や低電位、ST-T変化などの心電図異常を把握し、治療前の心臓評価に役立てます。

c.頭部MRI。下垂体・視床下部病変を疑う所見がなければ、原発性甲状腺機能低下症の治療前検査として一律には必要ありません。

d.腹部超音波。腹部臓器の検査であり、甲状腺ホルモン補充開始前の評価にはなりません。

e.神経伝導速度。末梢神経障害を疑う場合の検査で、治療開始前に全例へ行うものではありません。

覚えるポイント

甲状腺機能低下症では心電図異常を認めることがあり、心疾患を考慮した補充療法が必要です。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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