糖尿病網膜症とERG律動様小波|第106回医師国家試験I13

第106回医師国家試験 I13(2012年)

正答:b

問題

ERGで律動様小波(OP)が減弱する眼疾患はどれか。

a.加齢白内障

b.糖尿病網膜症

c.角膜ヘルペス

d.乾性角結膜炎

e.流行性角結膜炎

正答の理由

律動様小波(OP)は網膜内層の神経回路活動を反映し、網膜循環障害に影響されます。糖尿病網膜症ではOP振幅低下が報告されています。

各選択肢の検討

a.加齢白内障。加齢白内障は水晶体の混濁で、網膜循環障害を反映するOP低下の代表疾患ではありません。

b.糖尿病網膜症。正しい。糖尿病網膜症では網膜循環・内網膜機能が障害され、ERGの律動様小波振幅が低下します。

c.角膜ヘルペス。角膜ヘルペスは角膜上皮・実質の感染性病変で、網膜由来のOP低下を典型的に起こしません。

d.乾性角結膜炎。乾性角結膜炎は涙液・眼表面の疾患で、網膜電図のOP低下を示す疾患ではありません。

e.流行性角結膜炎。流行性角結膜炎は結膜・角膜のウイルス感染で、網膜循環障害に由来するOP低下とは結び付きません。

覚えるポイント

ERGの律動様小波低下は網膜循環障害を示し、糖尿病網膜症でみられる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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