第106回医師国家試験 H20(2012年)
正答:e
問題
経鼻栄養チューブの模式図を重ねた正常胸部エックス線写真(別冊No. 1 ①〜⑤)を別に示す。
経管経腸栄養を開始するための挿入状態として適切なのはどれか。
a.①
b.②
c.③
d.④
e.⑤

正答の理由
本問の胃内留置では、チューブが食道を通過して横隔膜を越え、先端が胃内にあることを確認する。⑤がこれに該当し、経管経腸栄養を開始できる。
画像の見方
図の⑤はチューブが食道を下行し、先端が胃内に位置する。
各選択肢の検討
a.①。チューブ先端が胸郭上部で止まり、胃内まで到達していない。
b.②。先端が横隔膜より上にあり、食道内で止まっている。
c.③。気管から右主気管支の方向へ進入しており、気道内の誤挿入である。
d.④。横隔膜より上で折り返しており、食道内で反転している。
e.⑤。食道を通り横隔膜を越えて胃内に先端が留置されているため、適切である。
覚えるポイント
栄養チューブは全経路を追って胃内の先端位置を確認し、適正留置後に使用する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第106回医師国家試験問題および正答
- Enteral Nutrition Practice Recommendations
- 厚生労働省:第106回医師国家試験 H問題
- 厚生労働省:第106回医師国家試験 正答表
- 厚生労働省:第106回医師国家試験 別冊
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。