第106回医師国家試験 H16(2012年)
正答:e
問題
我が国で1996年まで患者の隔離政策が行われていた感染症はどれか。
a.梅毒
b.結核
c.破傷風
d.腸チフス
e.Hansen 病
正答の理由
日本では「らい予防法」に基づくハンセン病患者の隔離政策が続き、同法は1996年に廃止された。これは当時すでに隔離の医学的必要性が失われていた政策であり、現在の感染管理上の対応とは区別される。
各選択肢の検討
a.梅毒。梅毒患者に対して1996年まで続いた隔離政策はない。
b.結核。結核では隔離が必要となる場合があるが、1996年までの国の隔離政策を指す設問ではない。
c.破傷風。破傷風は患者から人へ感染せず、隔離政策の対象ではない。
d.腸チフス。腸チフスでは感染対策が必要となる場合があるが、1996年までの隔離政策を指すものではない。
e.Hansen 病。ハンセン病では「らい予防法」による隔離政策が1996年まで続いたため正しい。
覚えるポイント
ハンセン病の隔離政策と患者への差別の歴史を学び、病原体の感染性と政策を混同しない。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。