新生児成熟度評価(Ballard法)|第106回医師国家試験E28

第106回医師国家試験 E28(2012年)

正答:a

問題

新生児の成熟度に関する評価項目に含まれないのはどれか。

a.大泉門の大きさ

b.耳の硬さ

c.背部のうぶ毛

d.外性器の性状

e.足底のしわ

正答の理由

出生後の在胎週数(成熟度)は、New Ballard Scoreなどで評価します。身体的成熟度として皮膚、うぶ毛、足底のしわ、乳房、眼・耳(耳介の形と軟骨の硬さ)、外性器をみて、神経学的成熟度として姿勢・square window・腕の戻り・膝窩角・スカーフ徴候・踵耳試験をみます。大泉門の大きさは個人差が大きく、頭蓋の発育や頭蓋内圧の評価に用いる所見で、成熟度の評価項目には含まれません。

各選択肢の検討

a.大泉門の大きさ。正しい(含まれない)。大泉門は平坦か膨隆かで頭蓋内圧を、大きさや閉鎖時期で頭蓋の発育をみる所見で、在胎週数の推定項目ではありません。

b.耳の硬さ。誤り(含まれる)。成熟とともに耳介軟骨が厚くなり、折り曲げた耳介がすぐ戻るようになります。

c.背部のうぶ毛。誤り(含まれる)。24〜32週ごろの早産児は背部などにうぶ毛が多く、成熟につれて腰仙部から薄くなり、正期産児ではほぼ消失します。

d.外性器の性状。誤り(含まれる)。男児は精巣の下降と陰嚢のしわ、女児は大陰唇が小陰唇・陰核を覆う程度で成熟度を判定します。

e.足底のしわ。誤り(含まれる)。28週ごろは足底が平滑で、成熟とともに前方からしわが増えて足底全体に及びます。

覚えるポイント

Ballard法の外表所見=皮膚・うぶ毛・足底のしわ・乳房・眼/耳・外性器。大泉門は含まれない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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