胃癌の肉眼型分類|第106回医師国家試験D8

第106回医師国家試験 D8(2012年)

正答:d

問題

0-Ⅱc 型胃癌はどれか。

a.限局潰瘍型進行癌

b.腫瘤型進行癌

c.びまん浸潤型進行癌

d.表面陥凹型早期癌

e.表面隆起型早期癌

正答の理由

胃癌取扱い規約の肉眼型分類では、0型(表在型)がT1(早期癌)に典型的な型で、0-Ⅰ(隆起)、0-Ⅱa(表面隆起)、0-Ⅱb(表面平坦)、0-Ⅱc(表面陥凹)、0-Ⅲ(陥凹)に亜分類されます。1〜4型は進行癌の型(1型腫瘤型、2型潰瘍限局型、3型潰瘍浸潤型、4型びまん浸潤型)です。したがって0-Ⅱcは表面陥凹型早期癌です。

各選択肢の検討

a.限局潰瘍型進行癌。誤り。周堤を伴い境界明瞭な潰瘍を形成する2型(潰瘍限局型)です。

b.腫瘤型進行癌。誤り。境界明瞭なポリープ状腫瘤を呈する1型です。

c.びまん浸潤型進行癌。誤り。明らかな潰瘍や周堤を欠き壁内をびまん性に浸潤する4型で、スキルス癌を含みます。

d.表面陥凹型早期癌。正しい。0-Ⅱcはわずかに陥凹する表在型(superficial depressed)で、早期胃癌に典型的な型です。

e.表面隆起型早期癌。誤り。わずかに隆起する表在型は0-Ⅱa(隆起が高いものは0-Ⅰ)です。

覚えるポイント

0型(表在型):Ⅰ隆起・Ⅱa表面隆起・Ⅱb平坦・Ⅱc表面陥凹・Ⅲ陥凹。1〜4型は進行癌(1腫瘤・2潰瘍限局・3潰瘍浸潤・4びまん浸潤)。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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