心エコーで評価できる指標|第106回医師国家試験B18

第106回医師国家試験 B18(2012年)

正答:b

問題

心エコー検査で計測できるのはどれか。

a.中心静脈圧

b.僧帽弁口面積

c.平均大動脈圧

d.左室収縮期圧

e.混合静脈血酸素飽和度

正答の理由

心エコーは心臓・弁の形態と血流(ドプラ法)を評価する検査で、僧帽弁狭窄症では弁口面積(断層像でのプラニメトリやドプラ法の圧半減時間から算出)を計測して重症度を判定します(正常4〜5 cm²、≦1.5 cm²で重症)。他の選択肢は血管内カテーテルによる直接測定や血液ガス分析で得る値です。

各選択肢の検討

a.中心静脈圧。誤り。中心静脈カテーテルや肺動脈カテーテルを右房近くに置いて直接測定する圧です(エコーの下大静脈径から右房圧を推定することはありますが、計測値ではありません)。

b.僧帽弁口面積。正しい(これが正答)。断層心エコーの短軸像で弁口を直接トレースするか、ドプラ法の圧半減時間などで求めます。

c.平均大動脈圧。誤り。動脈ライン(観血的動脈圧測定)や心臓カテーテルで測る値で、心エコーでは得られません。

d.左室収縮期圧。誤り。左室内圧は心臓カテーテルで左室内に留置したカテーテルにより直接測定します。

e.混合静脈血酸素飽和度。誤り。肺動脈カテーテル先端から採血した肺動脈血(混合静脈血)の分析や、光ファイバー内蔵カテーテルで測定します(正常65〜75%)。

覚えるポイント

心エコーは形態と血流速度から弁口面積・圧較差・駆出率などを求める。CVP・SvO2・左室圧はカテーテルで測る。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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