第105回医師国家試験 I33(2011年)
正答:b・d
問題
網膜に軟性白斑をきたすのはどれか。2つ選べ。
a.黄斑円孔
b.糖尿病網膜症
c.網膜中心動脈閉塞症
d.網膜中心静脈閉塞症
e.中心性漿液性脈絡網膜症
正答の理由
軟性白斑(綿花様白斑)は網膜神経線維層の局所虚血により生じる。糖尿病網膜症および網膜中心静脈閉塞症では毛細血管閉塞・網膜虚血を伴い、軟性白斑がみられる。
各選択肢の検討
a.黄斑円孔黄斑の網膜全層欠損であり、軟性白斑ではない。
b.糖尿病網膜症正しい。網膜神経線維層の局所虚血による軟性白斑(綿花様白斑)を生じる。
c.網膜中心動脈閉塞症急性網膜虚血では網膜全体の蒼白と黄斑の桜実紅斑が代表所見で、設問が問う軟性白斑の代表疾患ではない。
d.網膜中心静脈閉塞症正しい。網膜静脈うっ滞・毛細血管閉塞による虚血で軟性白斑を認めうる。
e.中心性漿液性脈絡網膜症漿液性網膜剥離を来す疾患で、軟性白斑は典型所見ではない。
覚えるポイント
綿花様白斑と網膜虚血
出典・参考資料
- 厚生労働省:第105回医師国家試験問題および正答
- Optimal Treatment of Retinal Vein Occlusion: An Updated Canadian Review and Recommendations
- Retinal cotton-wool spots: an early finding in diabetic retinopathy?
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。