血漿ADHが低値となる病態|第105回医師国家試験I6

第105回医師国家試験 I6(2011年)

正答:d

問題

血漿ADHが低値を示すのはどれか。

a.脱水症

b.SIADH

c.腎性尿崩症

d.心因性多飲症

e.非代償性肝硬変

正答の理由

血漿ADH(バソプレシン)は血漿浸透圧上昇や循環血液量低下で分泌が促進される。心因性多飲症では過剰な水摂取により血漿浸透圧が低下し、ADH分泌が抑制される。腎性尿崩症では腎の反応性が障害されているため、ADH自体は低下しない。

各選択肢の検討

a.脱水症脱水では血漿浸透圧や循環血液量の変化によりADH分泌が増加する。

b.SIADH SIADHはADH分泌が不適切に持続・増加する病態である。

c.腎性尿崩症腎性尿崩症は腎のADH抵抗性であり、ADH分泌低値が原因ではない。

d.心因性多飲症正しい。過剰な水摂取による低浸透圧がADH分泌を抑制する。

e.非代償性肝硬変肝硬変では有効循環血漿量の低下などによりADH分泌が亢進しやすい。

覚えるポイント

血漿ADHが低値となる病態。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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