第105回医師国家試験 H17(2011年)
正答:e
問題
治療手技に関連した写真(別冊No.1)を別に示す。
行われた治療はどれか。
a.食道静脈瘤結紮術
b.食道ステント留置
c.胆道ドレナージ
d.クリッピング
e.胃瘻造設

正答の理由
胃内に見える円形の内側バンパーを胃壁へ固定し、腹壁を通じて栄養経路を作る経皮内視鏡的胃瘻造設の所見です。
画像の見方
胃内の胃壁に、白色の円形の胃瘻チューブ内側バンパーが固定されている。食道静脈瘤にかかったバンドやステントではない。
各選択肢の検討
a.食道静脈瘤結紮術。誤り。静脈瘤に弾性バンドをかけた所見ではなく、胃壁に固定された胃瘻チューブの内側バンパーが見えます。
b.食道ステント留置。誤り。ステントは食道内腔を保つ管状器具であり、胃内に見える局所的なバンパーとは異なります。
c.胆道ドレナージ。誤り。胆管内へチューブ等を留置する処置で、写真の胃壁に固定された器具ではありません。
d.クリッピング。誤り。クリップは病変や血管を金属器具で挟む止血法ですが、画像の円形器具は胃瘻チューブの内側固定具です。
e.胃瘻造設。正しい。胃内に見える円形の内側バンパーを胃壁へ固定し、腹壁を通じて栄養経路を作る経皮内視鏡的胃瘻造設の所見です。
覚えるポイント
胃内の円形の内側バンパーは経皮内視鏡的胃瘻造設(PEG)チューブの固定部である。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第105回医師国家試験問題および正答
- An overview of percutaneous endoscopic gastrostomy tube placement in the intensive care unit
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。