老年医学:加齢による変化|第105回医師国家試験H11

第105回医師国家試験 H11(2011年)

正答:a

問題

加齢に伴い低下しないのはどれか。

a.残気量

b.細胞性免疫

c.薬物代謝能

d.体温調節機能

e.エピソード記憶

正答の理由

胸郭コンプライアンスと肺弾性の変化に伴うair trappingで残気量は増加するため、低下しません。

各選択肢の検討

a.残気量。正しい。胸郭コンプライアンスと肺弾性の変化に伴うair trappingで残気量は増加するため、低下しません。

b.細胞性免疫。誤り。T細胞の多様性や機能は加齢に伴い低下します。

c.薬物代謝能。誤り。肝血流・肝容積や腎機能の低下などにより、多くの薬物のクリアランスは低下し得ます。

d.体温調節機能。誤り。加齢では体温調節反応や暑熱・寒冷への予備力が低下します。

e.エピソード記憶。誤り。新しい出来事を記憶し想起する能力は加齢に伴い低下しやすいです。

覚えるポイント

高齢者では肺の弾性収縮力・胸郭運動の低下でair trappingが起こり、残気量は増加する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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