第105回医師国家試験 H8(2011年)
正答:b
問題
頸管妊娠の診断に有用なのはどれか。
a.子宮鏡検査
b.超音波検査
c.腹腔鏡検査
d.hCG定量検査
e.Douglas窩穿刺
正答の理由
経腟超音波で子宮内腔が空であること、内子宮口より下の頸管内胎嚢、スライディングサインや血流所見を評価できます。
各選択肢の検討
a.子宮鏡検査。誤り。妊娠初期に頸管内の着床位置を確認する第一選択検査ではなく、侵襲を伴います。
b.超音波検査。正しい。経腟超音波で子宮内腔が空であること、内子宮口より下の頸管内胎嚢、スライディングサインや血流所見を評価できます。
c.腹腔鏡検査。誤り。腹腔内を観察する検査で、頸管内の胎嚢を直接診断する方法ではありません。
d.hCG定量検査。誤り。妊娠の存在や経時変化を評価しますが、着床部位を単独で特定できません。
e.Douglas窩穿刺。誤り。腹腔内出血の評価に使うことがある方法で、頸管妊娠の着床部位診断にはなりません。
覚えるポイント
頸管妊娠は経腟超音波で胎嚢の位置と頸管・内子宮口との関係を確認する。hCGは部位診断を代替しない。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第105回医師国家試験問題および正答
- Terminology for describing normally sited and ectopic pregnancies on ultrasound: ESHRE recommendations for good practice
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。