第105回医師国家試験 H7(2011年)
正答:e
問題
骨形成を促すのはどれか。
a.ビタミンA
b.ビタミンB₁
c.ビタミンB₁₂
d.ビタミンE
e.ビタミンK
正答の理由
ビタミンKは骨芽細胞が産生するオステオカルシンのγ-カルボキシル化に必要で、骨基質形成・石灰化に関係します。
各選択肢の検討
a.ビタミンA。誤り。過剰なビタミンAは骨吸収や骨折リスクとの関連が問題となり、骨形成促進の代表ではありません。
b.ビタミンB₁。誤り。ビタミンB₁は糖質代謝の補酵素であり、骨基質蛋白の修飾を担いません。
c.ビタミンB₁₂。誤り。ビタミンB₁₂はDNA合成・造血に必要ですが、骨形成促進因子として問われるものではありません。
d.ビタミンE。誤り。抗酸化ビタミンですが、骨基質蛋白のカルボキシル化を担う補因子ではありません。
e.ビタミンK。正しい。ビタミンKは骨芽細胞が産生するオステオカルシンのγ-カルボキシル化に必要で、骨基質形成・石灰化に関係します。
覚えるポイント
ビタミンK依存性蛋白オステオカルシンは骨代謝に関与し、Kはそのカルボキシル化に必要。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第105回医師国家試験問題および正答
- Vitamin K and Bone Health: A Review on the Effects of Vitamin K Deficiency and Supplementation and the Effect of Non-Vitamin K Antagonist Oral Anticoagulants on Different Bone Parameters
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。