体重減少をきたす内分泌疾患|第105回医師国家試験G37

第105回医師国家試験 G37(2011年)

正答:a・b・c

問題

やせをきたすのはどれか。3つ選べ。

a.Addison病

b.褐色細胞腫

c.甲状腺機能亢進症

d.原発性アルドステロン症

e.原発性副甲状腺機能亢進症

正答の理由

公式正答はa、b、c。副腎皮質機能低下症では食欲低下、消化器症状と体重減少が起こり、甲状腺中毒症では代謝亢進により体重が減る。褐色細胞腫もカテコールアミン過剰による代謝亢進などでやせを呈し得る。原発性アルドステロン症と副甲状腺機能亢進症は典型的な体重減少の原因ではない。

各選択肢の検討

a.正しい。Addison病では糖質コルチコイド欠乏に伴う食欲不振や消化器症状などから体重減少を来し得る。

b.正しい。褐色細胞腫のカテコールアミン過剰は代謝を亢進させ、発作性症状に加えて体重減少を来すことがある。

c.正しい。甲状腺ホルモン過剰による基礎代謝亢進で、食欲が保たれていても体重が減ることがある。

d.誤り。原発性アルドステロン症ではアルドステロン過剰による高血圧を呈し、重症例では低カリウム血症を伴う。やせは代表的所見ではない。

e.誤り。原発性副甲状腺機能亢進症では高カルシウム血症、骨病変、尿路結石などが中心となる。重症高カルシウム血症では食欲低下も起こるが、やせを代表所見として選ぶ疾患ではない。

覚えるポイント

やせは副腎皮質機能低下・甲状腺中毒症・褐色細胞腫などで起こる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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