第105回医師国家試験 G23(2011年)
正答:c
問題
急性冠症候群に通常みられないのはどれか。
a.嘔気
b.肩痛
c.耳痛
d.失神
e.冷汗
正答の理由
公式正答はc。急性冠症候群では胸部症状のほか、嘔気、肩や腕への放散痛、冷汗、失神などを伴い得る。耳痛は典型的な虚血症状ではない。
各選択肢の検討
a.嘔気。嘔気は心筋虚血に伴う自律神経症状として起こり得る。
b.肩痛。肩痛は心臓からの関連痛・放散痛として起こり得る。
c.耳痛。耳痛は急性冠症候群の一般的な症状ではない。
d.失神。重い虚血や不整脈による循環不全では失神を来すことがある。
e.冷汗。冷汗は交感神経反応を伴う急性心筋虚血でみられる。
覚えるポイント
胸痛がなくても、肩・腕への放散痛、冷汗、息切れ、悪心などから急性冠症候群を疑う。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第105回医師国家試験問題および正答
- Overview of Acute Coronary Syndromes (ACS)
- Acute Myocardial Infarction (MI)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。