早期胃癌の内視鏡治療適応|第105回医師国家試験G15

第105回医師国家試験 G15(2011年)

正答:a

問題

早期胃癌の内視鏡治療の適応決定に影響しないのはどれか。

a.部位

b.深達度

c.組織型

d.潰瘍形成

e.リンパ節転移

正答の理由

公式正答はaです。2010年版胃癌治療ガイドラインでは、深達度、組織型、潰瘍所見、腫瘍径などからリンパ節転移リスクを評価し、内視鏡切除の適応を判断しました。部位そのものは基本的な腫瘍学的適応条件ではありません。ただし部位は切除の技術的難度に関わるため、実際の治療方法の選択では考慮します。

各選択肢の検討

a.正しい(設問への回答)。病変部位そのものは基本的な腫瘍学的適応条件ではありません。部位は内視鏡操作や一括切除の難しさに関わるため、技術的実行可能性の判断では考慮します。

b.誤り。粘膜内か粘膜下層かという深達度は、リンパ節転移リスクと内視鏡切除の適応を左右します。

c.誤り。分化型か未分化型かなどの組織型は適応を決める重要な条件です。

d.誤り。潰瘍合併の有無は病変径などとともに適応条件を変えます。

e.誤り。リンパ節転移の有無・リスクは、内視鏡治療で根治が期待できるかを決める根本条件です。

覚えるポイント

出題時の内視鏡切除適応は深達度・組織型・潰瘍・腫瘍径などで判断する。現行指針で部位が関わる臨床状況との区別を明記する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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