出生後の循環移行|第105回医師国家試験G13

第105回医師国家試験 G13(2011年)

正答:a

問題

新生児の循環動態で正しいのはどれか。

a.肺血流量は出生後増加する。

b.卵円孔は出生直前に閉鎖する。

c.大動脈拡張期圧は出生後低下する。

d.肺血管抵抗は体血管抵抗よりも大きい。

e.動脈管は動脈血二酸化炭素分圧の低下によって閉鎖する。

正答の理由

正答はaです。出生後に肺が膨張・換気されると肺血管抵抗が急速に低下し、肺血流量が増加します。胎盤循環がなくなることで体血管抵抗は上昇します。

各選択肢の検討

a.正しい。肺換気開始で肺血管抵抗が低下し、肺へ流れる血液量が増加します。

b.誤り。卵円孔は出生直前に解剖学的に閉鎖するのではなく、出生後の肺血流増加と左房圧上昇で機能的に閉鎖へ向かいます。

c.誤り。胎盤という低抵抗回路が切り離されるため、出生後は体血管抵抗が上昇します。

d.誤り。出生後は肺血管抵抗が低下し、体血管抵抗を下回ります。

e.誤り。動脈管は主に酸素分圧の上昇とプロスタグランジン低下などで収縮し、二酸化炭素分圧の低下が閉鎖の主因ではありません。

覚えるポイント

出生後は肺血管抵抗が下がり肺血流量が増加、体血管抵抗は上昇する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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