第105回医師国家試験 G8(2011年)
正答:c
問題
栄養素とその欠乏によって起こる病態との組合せで正しいのはどれか。
a.マグネシウム―味覚障害
b.ビタミンA―ペラグラ
c.ビタミンC―出血傾向
d.カルシウム―貧血
e.亜鉛―夜盲
正答の理由
正答はcです。ビタミンC欠乏ではコラーゲン合成が障害され、血管が脆弱になり出血傾向を生じます。
各選択肢の検討
a.誤り。マグネシウム欠乏では筋痙攣などの神経筋症状がみられます。味覚障害との代表的な組合せは亜鉛欠乏です。
b.誤り。ペラグラはナイアシン欠乏で起こります。ビタミンA欠乏では夜盲などを生じます。
c.正しい。ビタミンC欠乏による壊血病ではコラーゲン形成障害から歯肉出血などの出血傾向が起こります。
d.誤り。カルシウム欠乏は骨代謝や神経筋興奮性に影響しますが、貧血との典型的な組合せではありません。
e.誤り(出題上の代表的な対応ではない)。夜盲の典型的原因はビタミンA欠乏です。亜鉛欠乏では味覚・嗅覚障害や創傷治癒遅延が特徴ですが、暗所で見えにくくなることもあるため、視覚への影響を完全に否定するものではありません。
覚えるポイント
欠乏症は代表的症状の対応を整理する。ペラグラはナイアシン、夜盲はビタミンA、味覚障害は亜鉛。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。