第105回医師国家試験 F8(2011年)
正答:c
問題
8 前鼻鏡検査でみられる鼻腔の模式図を示す。
急性上顎洞炎で膿性鼻漏が流出する部位はどれか。
a.(図中のa)
b.(図中のb)
c.(図中のc)
d.(図中のd)
e.(図中のe)

正答の理由
公式正答はc。上顎洞は自然口から中鼻道へ排泄される。図は前鼻鏡でみる鼻腔側壁の模式図で、cの矢印は中鼻道を指している。
画像の見方
前鼻鏡で観察される鼻腔側壁の模式図。a〜eの矢印が鼻道等を示し、cは中鼻道を指す。
各選択肢の検討
a.嗅裂。誤り。中鼻甲介と鼻中隔の間の上方の隙間で、上顎洞が開口する中鼻道とは異なる。
b.中鼻甲介。誤り。鼻腔側壁から張り出す隆起そのもので、上顎洞の排泄路はその外側下方の中鼻道である。
c.cの部位。正しい。中鼻道に上顎洞自然口が開口し、上顎洞炎の膿性鼻漏が流出する。
d.下鼻道。誤り。下鼻甲介の下方の通路で、鼻涙管が開口する。上顎洞自然口の排泄先ではない。
e.総鼻道。誤り。鼻甲介と鼻中隔の間の共通の通路である。中鼻道から出た膿が通ることはあるが、上顎洞自然口の開口部位は中鼻道である。
覚えるポイント
上顎洞・前部篩骨洞・前頭洞の排泄は中鼻道に集まる。図ではcが中鼻道を示す。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。