社交不安症に特徴的な訴え|第105回医師国家試験F4

第105回医師国家試験 F4(2011年)

正答:e

問題

4 社会不安障害の患者の訴えと考えられるのはどれか。

a.「怖いので飛行機には乗れない」

b.「世間の人々から嫌われている」

c.「明日にも何か大変なことが起こる」

d.「人ごみや公共の場所に行くと不安になる」

e.「人前では緊張して思うように話ができない」

正答の理由

公式正答はe。社交不安症では、他者から注目・評価される状況で恥をかく、否定的に評価されると恐れ、強い不安や回避が生じる。人前で話せないという訴えが最も合う。

各選択肢の検討

a.「怖いので飛行機には乗れない」。誤り。飛行機という特定状況への恐怖なら、特定の恐怖症がまず考えられる。

b.「世間の人々から嫌われている」。誤り。実際に嫌われているという確信が訂正困難なら妄想的な被害・関係念慮を考え、社交場面での評価不安とは異なる。

c.「明日にも何か大変なことが起こる」。誤り。特定の社交場面に限られない漠然とした心配は全般不安症などに近い。

d.「人ごみや公共の場所に行くと不安になる」。誤り。逃げにくい・助けを得にくい場面への恐怖は広場恐怖の症状に近い。

e.「人前では緊張して思うように話ができない」。正しい。人前で注目を受ける状況への恐怖や否定的評価への不安が社交不安症に合致する。

覚えるポイント

社交不安症は「人前で評価されること」への持続する恐怖・回避が中心。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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