電解質異常と意識障害|第105回医師国家試験E23

第105回医師国家試験 E23(2011年)

正答:a

問題

23 意識障害の直接の原因とならないのはどれか。

a.高カリウム血症

b.高ナトリウム血症

c.低ナトリウム血症

d.高カルシウム血症

e.低カルシウム血症

正答の理由

高・低ナトリウム血症やカルシウム異常は中枢神経症状を起こし得る。高カリウム血症の主な急性影響は神経筋症状と心電図変化・不整脈である。

各選択肢の検討

a.高カリウム血症。正しい。高カリウム血症では筋力低下や致死性不整脈が問題となるが、意識障害を直接起こす典型的な電解質異常ではない。循環不全を介する意識障害は別の機序である。

b.高ナトリウム血症。誤り。高浸透圧による脳細胞の脱水で、混乱、けいれん、昏睡などを来し得る。

c.低ナトリウム血症。誤り。脳浮腫を生じ、頭痛、混乱、けいれん、意識障害を来し得る。

d.高カルシウム血症。誤り。重症では傾眠、混乱、昏睡などの神経症状を来し得る。

e.低カルシウム血症。誤り。神経筋興奮性亢進やけいれんを生じ、重症では意識障害を伴い得る。

覚えるポイント

高・低ナトリウム血症やカルシウム異常は中枢神経症状を起こし得る。高カリウム血症の主な急性影響は神経筋症状と心電図変化・不整脈である。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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