第105回医師国家試験 E11(2011年)
正答:c
問題
医療安全支援センターの業務として正しいのはどれか。
a.医療事故について医師と患者間の利害の調整を行う。
b.患者またはその家族に対して医療安全についての研修を行う。
c.患者またはその家族からの医療に関する苦情・相談に応じる。
d.医師または医療関係者からの患者に関する苦情・相談に応じる。
e.医療機関のインシデント・アクシデントレポートを収集・解析する。
正答の理由
公式正答はcである。医療法(出題当時は第6条の11、現行は第6条の13)に基づく医療安全支援センターは、患者または家族からの医療に関する苦情・相談に対応し、必要に応じて助言する。紛争の裁定や医療事故調査そのものを担う機関ではない。
各選択肢の検討
a.医療事故について医師と患者間の利害の調整を行う。誤り。センターは中立的に相談に応じるが、当事者間の利害を調整・裁定する機関ではない。
b.患者またはその家族に対して医療安全についての研修を行う。誤り。法に定める研修の対象は医療機関の管理者・従業者であり、患者向けには情報提供・助言を行う。
c.患者またはその家族からの医療に関する苦情・相談に応じる。正しい。医療法(出題当時第6条の11、現行第6条の13)に定める業務である。
d.医師または医療関係者からの患者に関する苦情・相談に応じる。誤り。法定の相談窓口は患者・家族側から医療に関する苦情・相談を受ける。
e.医療機関のインシデント・アクシデントレポートを収集・解析する。誤り。センターに寄せられた相談事例の収集・分析は行うが、医療機関の事故・ヒヤリハット報告を広く集めて解析する医療事故情報収集等事業とは役割が異なる。
覚えるポイント
センターは相談と情報提供、医療従事者向け研修を担い、紛争の裁定や事故調査機関とは役割が異なる。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。